初心者向けDiFi(ディーファイ)の中級編といえる「ファーミング」について詳しく解説します。
最後にファーミングをやめる(解除して仮想通貨を回収する)記事も紹介しているので、あわせて活用してください。
「ファーミング」は「ステーキング」とならぶ、DeFi(暗号資産を増やす)方法です。
>> ステーキングについては「PancakeSwapでCAKEをステーキング」で解説しています
ステーキングとの違いは、仮想通貨同士の「ペア」を用意すること。
この記事では「CAKE」と「BNB」でペアをつくり(数量は1対1に)、それをPancakeSwapにあずけて(ステーク)手数料をもらえるようにして、さらにLPトークン(通貨ペアをあずけた預り証のようなもの)をステークして報酬をもらえるようにしていきます。
単一の通貨を預ける(賭ける)だけのステーキングと違ってちょっと混乱、むずかしいかもですね。(わたしも最初はよくわかりませんでした)
なるべくシンプルに箇条書きにしてみると以下です。
・仮想通貨同士でペアを組んでPancakeSwapにあずける
・あずけたことで手数料がもらえるようになる
・あずけたことで預かり証(LPトークン)がもらえる
・LPトークンをあずけることで、仮想通貨(この例ではCAKE)がもらえる
では、いってみましょう!
まったくの初心者に向けた記事なので、バイナンスの口座開設などについても触れていきますが、もう済んでいる場合は読み飛ばして先へすすんでください。
バイナンスに口座を開く
バイナンス(海外の暗号資産取引所のひとつ)で口座をもつのは、日本国内の取引所では扱っていないトークン(暗号資産、暗号通貨)を使うからです。今回の例でいえばCAKEもBNBもそれですね。
DeFi(分散型金融)ではそうしたケースが多いので、はやめにバイナンスの口座はつくっておくとよいですよ。
ビットコイン(BTC)を買おう
暗号資産取引所(日本国内だとコインチェックやGMOコインなど)でビットコイン(BTC)を買います。
バイナンスはクレジットカードが使えて便利ですが(手間が少ない)そのぶん手数料が割高になりますし、これからのことも考えて経験(暗号資産の運用など)をつんでおくのがよいですね。
ビットコイン(BTC)をバイナンスに送ろう
買ったBTCをバイナンスに送ります。
送り先であるウォレットアドレス(複雑で長い文字列)を間違えるとビットコインを失ってしまうので、注意して慎重にやりましょう。こちらの記事でくわしく解説しています。
かならず「シラフ」でやりましょうね。
わたしは酔っ払って操作して10万円くらい失ったことがあります😅
バイナンスでBTCをコンバート(暗号資産の両替)をしよう
元手となるBTCをつかって、暗号資産の両替(バイナンスでは「コンバート」といいます)をします。
BTCをBNBにします。(バイナンスでは他にもたくさんの暗号資産をコンバートできますし、その手数料は無料です)
バイナンスからメタマスクへ送金しよう
コンバート(両替)して得たBNBをメタマスク(暗号資産のお財布)へ送ります。
まだメタマスク(MetaMask)を使えるようになっていない(インストール、セットアップする必要がある)場合はこちらで解説しています。
もうメタマスクもってるよ、使っているよという場合はメタマスクにBNBを送りましょう。
バイナンスからメタマスクへの送金のやり方はこちらで、注意点もふくめて詳しく解説しています。
これでやっと準備完了。
次からはいよいよ、PancakeSwapでの操作です。
PancakeSwapにメタマスクを接続しよう
Webブラウザ(Google ChromeやFirefoxなど)でPancakeSwap(パンケーキスワップ)の公式サイトにアクセスします。
下の画面は「英語」表記になってますが
右上にある「地球儀」アイコンをクリックすると
日本語など、他の言語に変更できますよ。
これまでの流れですすんでいれば、メタマスクは起動していて、ネットワークも「BSC」になっていると思いますが、そうでない場合はメタマスクを起動して、ネットワークが「BSC」であることを確認しておきます。
PancakeSwap公式サイトにアクセスしたら、上部メニューにある「トレード」のなかから「スワップ」を選択。
交換(スワップ)に使う暗号資産は「BNB」で、交換後に得る暗号資産は「CAKE」です。
それぞれを指定(通貨とその数量)します。
ファーミングでは、ペアを組む仮想通貨の数量は「同じ」にしないといけないので、計算したうえで数量(スワップする)を決め、入力します。
そして「スワップ」ボタンをクリック。
「スワップの確定」をクリック。
メタマスクの確認画面が表示されるので「確認」をクリック。そして、PancakeSwapで「スワップの確定」をしばし(数秒)待ちます。
これで「CAKE-BNB」のファーミングに必要なCAKEとBNB(同量)が準備できました。
つぎに、準備したCAKEとBNBを「流動性プール = LP」にあずけて「LPトークン(預り証)」をゲットします。
PancakeSwapの上部メニューにある「トレード」から「流動性」を選択し
「流動性の追加」をクリック。
さきほど準備した通貨ペア(この例ではCAKEとBNB)を選択し「流動性の追加」をクリック。
通貨ペアそれぞれの数量を入力します。
どちらかが足りない場合は補ってくれるので「CAKEを有効にする」をクリック。
メタマスクが立ち上がり、確認を求めてくるので、下までスクロールして「確認」をクリック。
メタマスクで確認が済んだらPancakeSwap側で「供給」をクリック。
そして「受け取り」画面で「サプライの確定」をクリック。
メタマスクで「確認」を求められるので「確認」をクリック。
PancakeSwap側で処理が完了するので「Cake-LPをMetamaskに追加」をクリック。
メタマスクで「トークンを追加」をクリック。
そして「終了」をクリック。
メタマスクで「Cake-LP」が追加されていることが確認できます。
最後に、ゲットしたLPトークン(Cake-LP)をステークして、その報酬としてCAKEをゲットします。
上部メニューの「獲得」から「ファーム」を選択。
今回選んだ通貨ペア「CAKE-BNB」を選んでクリックし「有効にする」をクリック。
またまたメタマスクから確認が求められるので「確認」をクリック。
ふたたび「ファーム」の「CAKE-BNB」にもどって「LPをステーキング」をクリック。
ステーキングするLPの数量を入力(もしくは「最大」を)したら「確定」をクリック。
メタマスクで確認。
数秒待つと、LPトークンのステーキングは完了です。
あとは放置で勝手に手数料が報酬として入ってきます。
元手は多いにこしたことはないので、種銭(たねせん)が用意できたら、適宜おなじ手順で追加していきましょう。
さらに時間がたつと、これまた自動的に「CAKE」が貯まっていき、好きなタイミングで「Harvest = 収穫」できるようになります。(Harvestにも手数料がかかるので、それなりの報酬になるまで待つのがよいですね)
こうして収穫したCAKEを「プール」でステーキングしていけば、さらにさらにCAKEが増えていくという「無限ループ」に入れます。
ファーミングをやめる方法はこちら👇