この記事では暗号資産の「ファーミング」をやめて、預けていた通貨ペアを回収する方法を解説します。
ファーミングを「する」解説はたくさんありますが、その逆(回収)はあまり解説されていないようなので、自分のための備忘録としても残しておきます。
ファーミングはステーキングと違って「暗号資産のペア」を預けること。
また、預けたことによって手に入る「LPトークン」(レシートのようなもの)も預けて(正確にはステーク = Stake = 賭ける)それによる報酬も受け取れます。
・預けた通貨ペアによる手数料
・LPトークンを預けて得られる報酬
この二点があることで利益が増すのですが、逆にわかりにくいところもあります。
その点、単一の暗号資産を預ける(ステーク)だけの「ステーキング」はシンプルでわかりやすいですね。なので、DeFi初心者にはおすすめです。
わたしも慣れるまではステーキングだけをしてました。
前置きはこれくらいにして、本題に入ります。
ファーミングの解除(LPトークンの回収と暗号資産の回収)でやることは以下の3つです。
○「収穫 = Harvest」を回収
○ LPトークン(通貨ペアの預り証)のステークを解除
○ 預けていたペアの流動性を解除(暗号資産の回収)
ここからは具体的に解説していきます。
「収穫」を回収しよう
メタマスクのロックを解除(起動)して、PancakeSwap公式サイトにアクセス。
メタマスクのネットワークは「Binance Smart Chain」または「BNB Smart Chain」を選択。(どちらも同じものです)
上部のメニュー「獲得」から「ファーム」をクリック。
ファームのページで預けている通貨ペアを確認。
「収穫」があれば、これをクリックして回収します。
メタマスクが立ち上がり、ガス代の見積もりを出してくるので、これを確認してから「確認」をクリック。
数秒ほど待つと、収穫を回収できたことを知らせるウィンドウが出てきます。
(数秒で消えますが)
メタマスクを開いて、報酬が入っているか(この場合はCAKE)を確認。
これで収穫の回収は完了です。
ファーミングを解除しよう
ここからはファーミングの解除です。
ファームで預けている通貨ペアを確認し、右側にある「-」と「+」のボタンのうち「-」をクリック。
「LPトークンのステーク解除」というウィンドウが出て来るので、解除したい数量を入力(全部の場合は「最大」を)して「確定」をクリック。
メタマスクが立ち上がり、ガス代の見積もりを出してくるので、これを確認してから「確認」をクリック。
画面はそのままにして、しばし待ちます。
(そんなにかかりません)
LPトークン(預けた通貨ペアの預り証)のステークが解除されたことを知らせるメッセージが表示されたら、解除は成功です。
👆このメッセージは数秒で消えてしまいます。
見落とさないようにしましょう。
(見落としても処理はされますけどね)
メタマスクで確認しましょう。
流動性を解除して暗号通貨を回収しよう
最後に、メタマスクに回収されたLPトークン(Cake-LPなど)を暗号通貨にもどします。(ペアから)
PancakeSwapの上部メニューにある「トレード」から「流動性」をクリックして、流動性のページへ。
ステークを解除したLPトークンの通貨ペア(この例だとCAKE/BNB)が表示されているので、それをクリック。
すると、展開して預けた(プールされた)通貨ペアの状況が表示されるので「取り除く」ボタンをクリック。
数量を「%」から「最大」の間で選んで(クリック)、「有効にする」をクリック。
メタマスクから「署名」を促す画面が立ち上がるので「署名」をクリック。
PancakeSwapの画面(さきほどの)にもどって「取り除く」をクリック。
「確定」をクリック。
メタマスクで「確認」。
メタマスクの確認が済むと、PancakeSwapのほうで取引が送信され、処理が完了します。(ちょっと待つかもしれません)
最後にメタマスクで、預けていた通貨(ペアなので二種類)が回収できているかを確認して終了です。
おつかれさまでした。
以下の「ファーミングをする」記事とあわせて読めば、安心してファーミング(回収も含めて)ができますよ!